13日にお伝えしたChrysler 700Cのデザインは個人的にGM黄金期のHarley Earlのものに‘勝るとも劣らない‘と記載した事で「Y-Jobとは渋いとこきたね〜。」と先日マニアックなお客様に言われました。そこでその「Buick
Y-Job」を紹介いたします。1938年GMが造りだした世界初のコンセプトカーでその当時,、ジェネラルモータース・デザイン主任Harley J
Earlの指揮の下その華麗なボディーが 302Cid 直列8気等エンジンを搭載したフレームに載せられました。リトラクタブル・ヘッドライト、サイドまで廻りこんだフロントバンパーバー、そして独特のラジエータグリルは50年代までのBuick市販車のデザインに大きな影響を与えました。Harley
Earlは1951年代までのこのY-Jobを日常の足として使用し、デトロイトの事務所に乗り付けていたことが逸話として残っております。名前の由来なぜYなのか?という質問としてHarleyは晩年、それまでの新型車のコードネームのほとんどが‘‘X‘‘であったためその次の‘‘Y‘‘にした、もうひとつはアメリカ航空業界の新型機のプロトタイプがYと呼ばれいたという事を答えております。
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